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美しい海岸線を駆け抜ける マーガレットリバー・ウルトラマラソン

 

 マラソン大会に参加する楽しみはさまざま。本気でタイムを競い、自己記録の更新を狙ったり、普段はは車が通る街中の大通りを走るそう快さを求めたり。自然を満喫できるコースも魅力の1つだろう。西オーストラリア州南西部の豊かな自然が広がるプレミアムワインの産地「マーガレットリバー」では、2026年5月9日(土)・10日(日)の2日間、オーストラリアで最も人気の高いウルトラレースの一つ「マーガレットリバー・ウルトラマラソン」(西オーストラリア州政府観光局)が開催される。エントリー受け付けが公式サイトでこのほどスタートした。

 手つかずの自然美が広がる「ケープ・トゥ・ケープ」海岸線を中心に、ビーチ、森、断崖、ワイン畑など壮観なロケーションを駆け抜けるトレイルランニングイベント。毎年国内外から多くの参加者が集まる。80kmと42kmのコースから選択でき、80kmコースにはソロもしくは最大5人のリレーチームで出場できる。どちらのコースも緩やかな起伏があり、80kmコースでは累計約1700m、42kmコースでは約1000mの登りが含まれている。

 コースは、マーガレットリバーならではの変化に富んだ地形と自然美が凝縮されたルート。白砂のビーチをスタートし、世界的に知られる「ケープ・トゥ・ケープ・トラック」を経由して、海岸線や断崖、林間部、ワイルドフラワーの咲く草原、岩場など、刻一刻と表情を変える風景の中を駆け抜ける。海と陸の風景が交錯するダイナミックなコースは、まさに“走る絶景体験”。やがてルートは、カリ(ユーカリの一種)の巨木がそびえる森を抜け、ブドウ畑を経てワイナリーへ。多彩なロケーションが続くこのコースは、トレイルラン初心者からエリートランナーまで、あらゆるレベルのランナーを魅了する。

 期間中は、ゴール地点である「ハワード・パーク・ワイナリー」でライブミュージックやフードサービスが催され、レースを終えたランナーたちが自らの挑戦を祝い合う。例年エントリー開始からわずか数時間〜数日で定員数に達する人気ぶり。早めにエントリーしよう。