
山野楽器(東京都中央区)は、大阪・関西万博オーストリアパビリオンでの展示で注目された特別モデルのベーゼンドルファー グランドピアノ「The Great Wave off Kanagawa(神奈川沖浪裏)」を11月30日まで山野楽器銀座本店のピアノフロアで展示し、販売する。
同ピアノは、ウィーンの名門ピアノブランド「ベーゼンドルファー」のラインアップの中で世界的に最も人気のあるVCシリーズ「214VC」をベースに、屋根の内側に江戸時代に活躍した浮世絵師、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」を描いている。側板の内側は、浮世絵の色彩テーマとなっているロシアンブルーを、またフレームと譜面台に施された葛飾北斎の署名は赤色を使用した。全世界16台の限定生産で、鍵盤左側の拍子木部分にはシリアルナンバー入りの真鍮(しんちゅう)プレートが埋め込まれている。
自動演奏機能を搭載し、ベーゼンドルファーアーティストやラフマニノフ、ルービンシュタインなどのピアニスト本人による演奏も含め1000曲以上のデータを備えている。メーカー希望小売価格は税込み4994万円。









