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“食料途絶にどう備えるか”を考える 少数株ドットコムがオンラインで読書会開催

 物価高騰の影響はさまざま。買わなくてもなんとかなるものは節約に徹するが、米をはじめとする日々の食料については、生きていくためには節約にも限度がある。“令和の米騒動”で、日本の主食である米にも危機があり得ることを、改めて認識させられている昨今。このコメ価格高騰の背景を、天候要因ではなく長年の減反政策や農政の制度構造にあると分析し、JA農協・農水省・農林族議員の利害関係が高米価維持につながっている可能性を指摘した『食料安全保障の研究-襲い来る食料途絶にどう備えるか』(山下一仁著、日経BP 日本経済新聞出版)が、2024年12月に刊行された。この本をテーマにした読書会を、少数株ドットコム(東京)が4月上旬にオンラインで開催するる。

 同書では、備蓄米放出でも価格が下がりにくい理由や流通制度、補助金の仕組みを検証し、減反から増産への転換や市場原理に基づく価格形成、輸出拡大などの政策転換を提起している。読書会では、食料安全保障と食料自給率の関係性の整理や減反政策と供給力低下の論点、農業保護政策と市場メカニズムの関係のほか、危機時の増産能力という安全保障観や農地集約・規模拡大・企業参入など構造改革などをテーマに据える。同書で提示された問題提起や政策論を素材として、日本の食料安全保障をめぐる理論的枠組みの理解や制度改革論と農業保護論の双方の視点の整理など、参加者が多角的に考察できる場にすることを目指している。

 参加費は無料で事前登録制。メールでinfo@shosukabu.com 宛てに、件名を「『食料安全保障の研究-襲い来る食料途絶にどう備えるか 2024』読書会参加希望」と明記して申し込む。