あちこちで見聞きするオンライン詐欺。 ビッグローブ(東京) が実施した「オンライン詐欺・フェイクニュースに関する意識調査」によると、実際に“遭遇”した経験者は8割にのぼる。また被害にあった経験は20代男性が最多だ。
全国の20~60代の1000人を対象に、6月4~5日にアンケート形式で調査を実施。メール経由でのオンライン詐欺への接触は73.2%で、60代が最多の82.5%、次いで50代が81%と高年齢層ほどリスクが高くなっている。SNSやWebサイト経由での詐欺への接触経験は54.4%とメールよりは低いが、接触経験はやはり60代が最多で61%、次いで50代が58%とメール同様、高年齢層の接触頻度が高い。
もっとも実際に被害にあったのは7.4%で、被害者の2割が20代男性と最多。個人情報の漏えいが最も多く(40.5%)、お金を払った(32.4%)人が次点。接触頻度が高い高年齢層よりも若年層が実被害にあっているケースが多かった。
「フェイクニュース・偽情報」については、見たことがある人は41.1%。そのうち、これを信じてしまい、拡散した経験が多いのはやはり20、30代の男性だった。