まめ学

アシストの過信は禁物 駐車時の安全性検証

JAFインストラクター、モニター パーキングアシストがついたテスト車
JAFインストラクター、モニター パーキングアシストがついたテスト車

 バックカメラがあってもやはり駐車は苦手、という人は少なくない。でも駐車支援機能、いわゆるパーキングアシストがついた車を買ってちょっと安心、と感じているなら、このJAF(日本自動車連盟・東京)の検証結果を一読してほしい。パーキングアシストの機能と、駐車の場面でその安全性を検証した結果が公開されている。

 駐車が苦手なドライバー、JAFインストラクター、パーキングアシストの3者が車庫入れ・縦列駐車を行い、駐車にかかった時間と切り返しの回数を記録した。もちろん、運転が苦手なドライバーは切り返し回数が多く、駐車に長い時間を要し、「自分でハンドルを慎重に切っていた場面でも、パーキングアシストではスムーズにハンドルを切っていた。駐車を車に任せられるのはありがたい」と、アシストの機能を評価する。

ディスプレイをタッチして操作する パーキングアシスト
ディスプレイをタッチして操作する パーキングアシスト

 一方、パーキングアシストとJAFのインストラクターを比べると、車庫入れ、縦列駐車ともに、インストラクターの方が切り返し回数も駐車時間も少ない。さらに、駐車スペースの中央に三輪車などの障害物がある場合や、駐車時に車に歩行者が近づいた場合などは、アシストの状況認識にはムラがあった。過信は禁物。駐車が苦手でも、まずは目視で確認を怠らないようにしよう。