おでかけ

もしも、を渋谷で考える 炊き出し体験もある参加型の防災イベント

 避難訓練や防災用品の点検など、いつ起きるか分からない自然災害への備えは、災害大国ニッポンの住人にとって不可欠なもの。深刻に真面目な話だけれど、楽しみながら備える企画もある。9月2、3日に東京・渋谷で『TOKYOもしもFES渋谷2023』(渋谷区観光協会、渋谷未来デザイン、全労済)が開かれる。もしも渋谷で大地震が起きたら、と想像しながら、見て食べて遊んで学べる2日間だ。

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 発災直後の対策を体で学ぶ「サバイバルエリア」は、自分自身の体だけを頼りに切り抜けなければいけない状況に備えるための、防災に必要な対応力を体験できるアトラクションだ。「アウトドアエリア」では、キャンプグッズで災害に備える方法が紹介される。「もしもの学校」は、企業ブースで新しい「防災・減災を学ぶ」をコンセプトにしたエリア。液体ミルクの体験会や、災害時における女性の課題や防災知識の発信、防災にまつわる100のトピックをシンプルにまとめた「もしもの100」の展示、「たすけること」と「たすけられること」を伝える高齢者体験スペースなどがある。

 また、「もしもの炊き出し体験」では、自衛隊カレーが限定600食、吉野家の牛丼が限定800食で無料で提供される。これは当日整理券が配布される予定。