作品の中に入っていくような没入感が楽しいアート集団「チームラボ」の世界。生物と無生物という認識の境界を超えようとするチームラボの“現在地”を知る展示会「チームラボ 無限の連続の中の存在」の後期展が、姫路市立美術館で10月21日(土)にスタートする。
展示会では、チームラボが追い求めている「生命・存在とは何か」を表現。前期展は、人の存在は、他者や外界と境界なく連続することで生じることを考えさせる内容だった。後期展では作品をすべて入れ替え、生命と存在、自己と世界・他者の連続性といったことに加え、NFT(非代替性トークン)作品を介して所有とは何かを投げかける。人が触れると死んでしまうチョウの群れなど、鑑賞者が作品と関わることで生滅両方の影響が表れる作品や、スマホで作品上の炎を持ち帰り、その炎を他の人にも分けることができるなど、展示室の外でも展開する作品が登場。あらゆる境界を取り払おうとするチームラボの世界に触れることができる。会期は2024年1月21日(日)まで。観覧料は一般1500円、高校・大学生1100円、小・中学生700円。