芦ノ湖畔の一本桜が開花 箱根の桜前線終着点

　桜並木は壮観だが、色合いをしみじみと愛でることができる湖畔の一本桜もまた魅力的だ。　

　西武・プリンスホテルズワールドワイド（東京）が運営する、箱根園、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖、芦ノ湖畔 蛸川温泉 龍宮殿では、4月中旬に周辺の桜が見頃を迎える。なかでも、神奈川・箱根の桜前線の終着点、箱根園の湖畔の一本桜は、芦ノ湖畔で一足“遅い”お花見を楽しめる。

　箱根園のランドマークともなっているこの湖畔の一本桜は大島桜。樹齢約100 年、枝張り約22m、幹周り約5m、高さ約12m、周囲約70mの巨樹で、末広がりの美しい富士山型だ。例年、東京都心に比べて約1カ月遅く見頃を迎える。今年は4月11日に開花。18日ごろから見ごろとなる見込みだ。桜が散るまで、夜間のライトアップも実施されている。また、ふだんは箱根園水族館館内で実施しているペンギンの散歩イベントを、この時期限定で湖畔の一本桜の周辺で開催。ここでしか見られない春の愛らしい風景を楽しめる。

　なお、〈ザ・プリンス 箱根芦ノ湖〉、〈芦ノ湖畔 蛸川温泉 龍宮殿〉のレストランやラウンジでは、4月30日まで「桜フェア」を開催。桜を使ったりイメージしたりした、料理やドリンクを提供している。