いよいよ大学生の就活戦線も煮詰まってきたが、現時点でどれくらいの人が内定をゲットしているのだろうか。キャリタス(東京)が、2025年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、5月1日時点での就職活動状況について調査したところ、内定率は76.9%となっており、前年同期実績(70.2%)を6.7ポイント上回る結果となった。
調査対象は、2025年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)で、 1185人(内訳は文系男子314人、文系女子412人、理系男子294人、理系女子165人)が回答した。調査期間は5月1日~7日。
一方、現時点で就職先を決めている就職活動終了者は全体の42.2%と4割強となっており、継続している人は「内定あり」「内定なし」を合わせて57.8%となっている。この状況から就活戦線は佳境に入ったといえそうだ。未内定学生の見通しを探ると、「内定獲得の見通しが立っている」人は17.5%で、未内定者の大半はこれからという様子がうかがえる。
一方、一人あたりのエントリー社数の平均は23.9社となり、前年同期調査(23.2社)をやや上回っている。ただ、エントリーシート提出社数、筆記試験は減少傾向にあり、面接社数は微増(平均7.4社→7.6社)となった。