そういえば自撮り、という言葉はいつごろ生まれたのだろうか? 進化する自撮り文化の変遷やその未来についてフォーカスした展示、「セルフィー展」(博報堂アイ・スタジオ・東京)が5月21日~6月2日まで、マイラボ渋谷で開催される。11時~19時。入場無料。
まだ「自撮り」という言葉がなかった1983年、日本では既に自撮り棒の元となる技術が特許を取得していたそうだ。90年代に入るとプリクラが渋谷に登場し、撮影技術・撮影方法などの自撮り文化に磨きがかかっていく。展示では自撮りのさまざまな在り方を提示する、実験的なセルフィー装置を体験できる。コロナ禍に開発された、自動検温を思い出へと変換する「Thermo Selfie」や、声出し応援の解禁と共に誕生した、声援を思い出へと変換する「Yell Selfie」など。時代を切り取るさまざまなセルフィー装置を通じ、自撮り文化のこれからが見えてくるかもしれない。