歳を重ねるにつれて、シンプルな暮らし方に目が向く。「50歳以降に最もやりたいこと」についての調査では、捨て活(20.7%)がトップ。新しい趣味を持つこと(20.1%)や学び直しをしたい人(14.8%)も多い。一方でお金や時間が悩みのタネだ。
生活情報誌『ESSE』(扶桑社・東京)が4月15日~4月21日に調査、30~50代の読者モニターのうち333人の回答をまとめた。ランキングでは、上記トップ3のほかに、働くことや資格取得、住み替え、人間関係の整理、実家じまいのほか、卒婚という人も若干いる。
同誌「ESSEフレンズエディター」の、整理収納アドバイザーでクリンネストの宮入京子さん(50歳)は、「捨て活」は単純にものを減らして暮らしやすくする以外に、自分にとって好きなものをきちんと見つけ、充実した第2の人生をスタートさせるという意味ではないか、とし、ランキング2位以降の内容がすべて捨て活とつながっていると分析。宮入さん自身は一人旅に挑戦したいという。一方で「実際何かを始める余裕(時間やお金)がまだありません。60歳過ぎてからになりそうです」とコメントしている。
ちなみに、発売中の『ESSE』24年9月号の特集は「やめて、捨てて、幸せになる!」だ。