-今回、本格的に演技に挑戦してみて、印象に残ったことは?
瞬の複雑な気持ちを表現するのは、すごく難しかったです。でもその分、頑張ったので、ぜひ皆さんに見てほしいです。今回の撮影を通じて、共演者の方から本当にたくさんのことを学びました。間近で見た永瀬正敏(隆造の父・真樹夫役)さんのお芝居には圧倒されましたし、田代くんたちとは毎晩一緒に宿の大浴場に行っていたので、そこでお芝居について、いろんなことを教えてもらいました。
-そういう経験をして、芝居に向き合う姿勢は変わりましたか。
もっとお芝居したいと思うようになりました。今まで僕は、関西ジャニーズJr.のドラマにほんの少し出たことがあるぐらいだったので、今回すごく大きな経験をして、自分にとって一つの自信になりました。「主演映画」は大きな肩書なので、これから何かあったときも、この経験を励みにして頑張っていきたいです。
-映画の見どころなど、公開を待つお客さんへのメッセージを。
この映画は、友だちとの友情を描いた物語なので、まずはそこに注目していただけたらうれしいです。その上で、僕と同世代ぐらいの若い人たちには「昔はこういうことがあったんだな」と、今の時代との違いを楽しんでほしいです。僕のお母さんやお父さん世代の方には、逆に懐かしい気持ちになっていただけるんじゃないかと思います。
-最後に『雑魚どもよ、大志を抱け!』というタイトルにちなんで、池川さんの大志を教えてください。
「金田一少年になる!」です。僕の憧れの先輩、山田涼介くんや道枝駿佑くんも経験した「金田一少年の事件簿」に主演することが、今の僕の目標です。でも、それにはもっと経験を積む必要があるので、いろんな方と共演したり、周りの方のお芝居を見たり、時間を見つけていろんなドラマや映画を見たりして、お芝居の勉強をしていくつもりです。
(取材・文/井上健一)