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菅井友香、2023年は「いろいろと挑戦をさせていただいた1年」 明治座創業150周年記念「赤ひげ」でもチャレンジが続く【インタビュー】

-グループを卒業して早くも1年が経ちます。この1年はどんな1年でしたか。

 今、改めて振り返ると、グループでは大人数だからこそできることがあったんだなと感じました。ですが同時に、1人になったからこそ挑戦できることもありました。この1年は、お仕事も、私自身の人生においても、いろいろと挑戦をさせていただいた1年だったと思います。20代のうちに経験してみたいと思っていたことをできる限りやらせていただいたので、彩り豊かになった1年でした。

-どんな挑戦をしたのですか。

 1人旅や留学をしました! オーストラリアに1カ月間留学をしたのですが、初めて1カ月間もお仕事をお休みさせてもらったんですよ。語学学校に通って、普通の学校生活を送って、たくさんの国際的な出会いがあったので、改めて自分を見つめ直すきっかけにもなりました。少しは自立できたように思いますし、ポジティブになれた感じがします。

-そうした経験を経て、仕事に対する思いも変わりましたか。

 変わったというよりは、むしろ、変わらずに何でも頑張っていきたいと思いました。自分のやりたいことについてもう一度考え、やっぱり作品を作るのが好きなんだと改めて実感しました。グループ時代を通して、私はとても恵まれた環境にいると思うので、改めて感謝の気持ちが芽生えましたし、8年もこの芸能の活動を続けさせてもらえるとは本当に思ってもいなかったので、人生分からないなと思いました(笑)。

-現在は、競馬番組の総合司会を務めたり、ラジオ番組に出演したりと、俳優業以外にもさまざまな活動をしていますが、今後はどんな活動をしていきたいですか。

 今年を振り返ると、競馬に携わる機会をいただけたことは大きな変化だったと思っています。大好きな馬に関するお仕事ができることはとてもうれしいですし、今も学びながら楽しんで番組MCを務めさせていただいています。私自身、何にでも挑戦していきたいと思っていますので、任せていただける限り全力で頑張ります。俳優業でも、すてきな作品にたくさん出会い、いいものを届けられる人になりたいです。

-ところで、本作の赤ひげは、病を治すことで、人に幸せを届けています。菅井さんにとって、幸せを感じる瞬間は?

 いっぱいありますが、私は新しいチャレンジができることです! 新しいことにチャレンジするのは緊張しますが、変化がないと進化できないと思うんです。私、ずっと家にいると顔色が悪くなっちゃうんですよ(笑)。ドキドキやワクワク、チャンスをつかもうとする気持ちが生きている実感につながっているのかなと思います。

-では、今、現在、チャレンジしたいと思っていることはありますか。

 たくさんあります! お仕事では、舞台に出演させていただくことが多かったので、映像のお仕事もチャレンジできたらうれしいです。昔からの夢で、いつか馬術経験を生かして馬に乗る役を任せていただけるよう頑張りたいです。その日のために、また時間を見つけて乗馬のレッスンに行きたいと思います!

(取材・文・写真/嶋田真己)

 明治座創業150周年記念「赤ひげ」は、10月28日~11月12日に都内・明治座、12月14日~16日に大阪・新歌舞伎座で上演。

明治座創業150周年記念「赤ひげ」