毎日メディアで知らされるパレスチナの惨状。何かしたいと思っても遠すぎる。日本国際ボランティアセンター(JVC、東京)は、ブックオフコーポレーションと共に寄付キャンペーンをスタートした。古本・不要品の買い取り額を寄付し、ガザ地区を支援する試みだ。
JVCは1992年からパレスチナで支援活動を開始し、ガザ地区では2002年から現地NGOとともに子どもの栄養改善事業を実施してきた。昨今の人道危機を受け、中古本などの買い取り販売を行うブックオフの宅配買い取り寄付サービス「キモチと。」を通じたキャンペーンを企画。集まった物品はブックオフが買い取り、その査定額がJVCのパレスチナ・ガザ緊急支援プログラムへの寄付となる。収集対象は古本、CD、DVD、貴金属類など。指定日に無料で集荷に来てくれる。
JVCはパレスチナ・エルサレムに駐在する2人の日本人職員を中心に、現地で活動し続けてきたネットワークを生かして、過去に支援実績のある病院への医療物資支援などを実施する予定だ。