社会

乳がんのない世界目指してELCジャパンがキャンペーン 東京タワーをピンクにライトアップ

ライトアップされた東京タワーを背景に記念写真に納まるELCジャパンの職務執行者社長ジェームズ・アクィリナ氏(左)とモデルのSHIHOさん ©ELCジャパン

 毎年10月を「乳がんキャンペーン」月間と定め、ピンクのリボンをシンボルにして乳がんのない世界の実現のために情報発信している、化粧品メーカーのエスティ ローダー カンパニーズ(ELCジャパン)は、キャンペーン初日の10月1日、東京タワーをピンクにライトアップする点灯式を増上寺「慈雲閣」で開催した。ELCジャパンの職務執行者社長ジェームズ・アクィリナ氏とモデルのSHIHOさんが点灯式を行うと、東京タワーが美しいピンク色の光に染まった。

点灯式に臨むジェームズ・アクィリナ氏(左)とSHIHOさん

 今年は東京タワーのライトアップと同時にドローンショーも開催。東京タワーに隣接する増上寺境内から350機以上のドローンが打ち上げられ、今年のテーマ「美しい絆で、乳がんのない世界へ」のメッセージと、キャンペーンのシンボルであるピンクリボンを形作った。ピンクにライトアップされた東京タワーの傍らに、ドローンの光が作るリボンやメッセージが現れると、近隣の芝公園に集まった観衆から歓声が上がり拍手が起こった。

350機以上のドローンが夜空に描く「#乳がんのない世界へ」のメッセージ ©ELCジャパン

 点灯式に先立ち、モデルのSHIHOさんをゲストに迎えたメディカルセミナーも開かれた。非営利の乳がん研究団体である一般社団法人JBCRG代表理事の増田慎三氏と、最新の乳がん研究の成果やコロナ禍後の乳がんに関する最新事情などを語った。

メディカルセミナーで語るSHIHOさん(左)とJBCRG代表理事の増田慎三氏 ©ELCジャパン

 ELCジャパンは1992年から乳がんキャンペーン活動を続けており、乳がん患者とその家族の支援などに取り組んでいる。今年は「美しい絆で、乳がんのない世界へ」というテーマを通して、乳がんに対する意識向上と進歩に貢献することを目指す。

 キャンペーン終盤の10月30日には、京都の音羽山・清水寺でライトアップとドローンショーを実施する予定という。