玩具メーカーのタカラトミー(東京都葛飾区)は、人気ミニカー「トミカ」の発売55周年を記念した各種事業を2月から順次、実施すると発表した。トヨタなど日本の自動車メーカー5社の協力を得て各メーカーの55周年特別デザインのトミカを春から発売するほか、ファン感謝祭などを開催するという。
トミカは手のひらサイズの国産車ダイキャスト製ミニカーシリーズとして1970年発売。国内外累計で1万種以上の車種を発売し、累計販売台数は10億台(2024年12月時点)を超えたという。
12月開催予定のファン感謝祭は、トミカ開発者などのトークショーや工場見学など幅広い世代の人が楽しめるイベントになるという。そのほか、「トミカ・プラレールブロック」や大人向け「tomica+(トミカプラス)」のシリーズ、「グランドモールトミカビル」の最新作といった新商品を展開する。また、4月からテレビ東京系列で子ども向け番組「トミプラワールド のりのりタイムズ!!」が放送される。
タカラトミー執行役員の竹内俊介さんは「20年のトミカ50周年は、コロナ渦でさまざまなイベントが中止となり、ファンに直接感謝をお伝えすることができなかった。55周年では、子どもから大人、日本だけでなくアジアに向けてトミカの魅力を発信していく」としている。
記念事業の詳細はトミカ公式ホームページ。