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テレビ放送の「時代劇専門チャンネル」を運営する日本映画放送(東京都千代田区)は2月25日、北大路欣也さん主演の人気時代劇シリーズ最新第8作「三屋清左衛門残日録 春を待つこころ」を東京都内の映画館「丸の内TOEI」で特別上映した。
上映後に舞台あいさつした北大路さんは「この劇場の開館は1960年。偉大な先輩方の情熱でつくられた劇場であり、開館のあいさつで私もステージの端にいたことを今でも覚えている」と今年7月に閉館する丸の内TOEIの思い出を語った。
舞台あいさつには北大路さんのほか、共演者の優香さん、伊東四朗さん、藤岡真威人さん、大友花恋さんや山下智彦監督が参加した。2016年放送の第1作から北大路さん演じる三屋清左衛門の盟友役で出演する伊東さんは「縁側で和菓子を食べるシーンを楽しみにしている」と自身の好きな場面を紹介。第1作から出演を続ける優香さんは「現場での北大路さんの、緊張感の中で時折みせるおちゃめな様子は清左衛門と重なる」と語った。
藤岡さんは、父親の藤岡弘、さんから「京都に行って諸先輩方をみて学びなさい。俺も現場で学んだ」とアドバイスされたと話した。大友さんは「着物の所作や神楽を踊るシーンが難しかった」と撮影時の苦労を振り返った。
2月23日に誕生日を迎えた北大路さんには、あいさつの最後に優香さんからお祝いの花束を贈られた。
「三屋清左衛門残日録 春を待つこころ」は3月8日午後7時から時代劇専門チャンネルで放送。本編後には今回の舞台あいさつのもようも放送する。再放送日などの詳細は時代劇専門チャンネル公式サイト。