カルチャー

形だけの「育メン」「いい夫」はいらない 夫が「神ダンナ」になるためのトリセツ

 結婚して仕事と家庭生活が並立する。出産すればそれに子育てが加わる。子育てが終わっても、親の介護はあるし、その他もろもろ穏やかな暮らしを妨げるストレスの種は尽きないが、言ってしまえばそれが人生。ならば自分の姿勢や見方を変えてみるのは穏やかな時間を取り戻す一つの方法だ。

 夫婦関係改善のメソッドを妻の視点からながめた、『神ダンナのトリセツ』(庭田真理子著、辰巳出版、税込み1540円)が発売された。

 「結婚すれば幸せになる」は幻想だ。それぞれ異なる人生を歩んでいる配偶者同士が同じ家で生活するようになったからといって、それだけで幸せがやってくるわけではもちろんない。お互いに不満やストレスを抱えたまま長い時間を過ごすのは大変だし、表面だけ取り繕った関係はさらに冷たい。そこで、夫の嫌いな部分を脳が勝手に集めてしまう“思考のクセ”を改善し、夫の愛を受け取り続け、妻自身が「これからは幸せになる」と決めることで、「神ダンナ」がやってくる方法を伝授する一冊。

 人間関係すべてに言えることかもしれないが、相手の「良い部分」に注目すれば、もっと幸せな毎日がやってくるかもしれない。