ソニーは、映画館の包み込まれるような没入感ある立体音響が楽しめるホームシアター関連機器4製品を、6月に順次発売する。ラインアップは、バースピーカーの「HT-A8000」(市場推定価格14万円前後)と「HT-9000」(同21万円前後)、ホームシアターシステム「HT-A9M2」(同33万円前後)、ワイヤレスネックバンドスピーカー「HT-AN7」(4万円前後)があり、HT-A8000/A9000とHT-A9M2が6月1日、HT-AN7が6月14日の発売の予定。
HT-A8000/A9000とHT-A9M2は、同社が開発した「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」に対応。広大な音場と臨場感をバーチャルに創出する。計測マイクを内蔵して室内の音響特性を計測して最適化。音響環境、視聴位置に合わせた高精度な音場生成を可能にしている。またテレビ番組や2chステレオ音声も、リアルタイムで分析して、音源に応じて音の分離や抽出を行い立体的に再配置して、ステレオ音源でも立体音響コンテンツのような臨場感あるサラウンドサウンドで楽しめる。
HT-A8000とHT-A9000は、スピーカーを高音部のトゥイーターと低音部のウーファーの2ウェイ構成として、ボーカルやセリフの明瞭さとパワフルな低音を追求。さらに水平方向の音の広がりを増すサイドスピーカーを追加。また従来モデルより体積比で約36%(HT-A9000)、約30%(HT-A9000)と小型化している。HT-A9M2は、4基のスピーカー本体を薄型化。同梱の壁掛けブラケットを使用することで、壁の振動を抑えた設置、より自由度の高い設置ができるのが大きな特徴である。
ネックバンドスピーカーHT-AN7は、同社テレビのブラビアの最新モデル、ワイヤレストランスミッターと接続して立体音響コンテンツを楽しむことが可能。360 Spatial Sound Mappingにより、ヘッドフォンリスニングでの音場を一人一人に最適化して、映像コンテンツの世界に入り込んだ臨場感のある音場を体験。テレビとの2台同時接続が可能で、大きな音が出しにくい環境でも2人で楽しめる。