カルチャー

物価高騰、教育費、老後の不安に少しでも備える 経験者が解説する「ちょいワーク」で稼ぐという選択肢

 クリスマスケーキを作る卵も、お正月のお餅も軒並み値上がり。イベントの季節は普段より物価高騰が身に染みる。すき間時間にちょっとでも稼ぎを上乗せできたら、という時に参考になりそうな『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』(華井由利奈著、東洋経済新報社、税込み1650円)が発売された。

 「子育てや介護でフルタイムの仕事は難しい」「この物価高騰で老後のお金が心配」など、本業の有無に関わらず、多くの人がライフプランの変化に伴う出費の増加やキャリアの中断、将来への漠然とした不安に直面している。著者は、飲食店のホールスタッフや塾講師など20種類以上の「ちょいワーク」経験があり、自身の失敗と挑戦から「月10万円の余裕は、必ず人生を変えてくれる」という確信を得たのだそうだ。ライフスタイルや得意なことに合わせて仕事を探せる「ちょいワーク」タイプ診断を用意し、読者の「不安」を「ゆとり」に変えるための具体的な一歩を提示。スマホで検索してもたどりつけない「こんな失敗をした」「ここが難しい」というリアルなマイナスポイントについても、隠すことなく解説している。見開きをぱっと見てよく分かる&「月10万円の月収を得るための計算式」も掲載されている。