邦画好きには必見の旅が始まる。「日本のハリウッド」と呼ばれた邦画の聖地、京都太秦をテーマに、実際の映画製作の現場に没入体験できる「日本映画 聖地巡礼ツアー」(京福電気・京都市)が12月からスタートする。これに先立ち、12月1日から、京都で育まれた「映画遺産」を後世に語り伝えるサイト「ニッポン・シネマレトロ・キョウト」が公開される。
同サイトでは、太秦が日本の映画文化を守り続けてきた100年のストーリーや、映画遺産コンテンツを紹介。現存する松竹撮影所、東映京都撮影所に至るまで、京都市内にあった各撮影所や京都で撮影された時代劇映画のロケ地、大河内傅次郎をはじめとする往年の時代劇スターが京都で撮影した映画の一部動画など、映画都市、京都の歴史を知ることができるコンテンツだ。
旅の方は、たとえば12月24、25日の2日間限定で実施される「松竹撮影所 非公開ツアー」。通常一般公開を行っていない松竹撮影所のスタジオで、役者と一緒に賭場体験ができたり、迫力の「立ち回り」を目の前で見たりすることもできる。希望者には“殺陣レッスン”もあるそうだ。
ほかにも、太秦在住の役者が案内する「キネマのまち太秦」のロケ地探訪(2023年1月17日)や、オーダーメードの旅、「東映京都撮影所 プレミアム扮装(ふんそう)侍忍者ツアー」も予定されている。