おでかけ

知られざる東京の地下世界を訪ねる旅 環七の地下に眠るのは何?

環七地下調節池本管(イメージ)
環七地下調節池本管(イメージ)

 近くにあるのに知らない世界の一つが、地下。いつも何気なく通っている都道、環状七号線地下を探険できるツアーが企画されている。「巨大な防災施設を訪ねるインフラツアー」(東京都公園協会・東京)で、旅行会社とコラボした土日限定の企画。環七の地下には巨大なトンネルがあるのだ。

 それは「環七地下調節池」と呼ばれているもの。水害が多発した神田川中流域の安全性を向上させるため、環七の地下約40mに建設された延長4.5km内径12.5mの巨大なトンネルだ。神田川、善福寺川、妙正寺川の水を、大雨の時に約54万㎥貯めることができる施設だそうだ。

インフラツアーの主なコース
インフラツアーの主なコース

 見学会では、現地スタッフの詳しい解説で防災の最前線を学んだ後、階段で地下40mの巨大なトンネルへ降りて非日常空間を体感することができる。このツアーには、春日部にある外郭放水路の2つの水害を守る巨大建造物を巡るコース、神田川や隅田川のクルーズにも乗れるコース、川沿いの散策とセットのコースが用意されている。

 期間は11月~2023年2月の土曜・日曜のうち16日間。問い合わせは、公益財団法人 東京都公園協会 水辺事業部 新川事務所まで。電話は、03-3553-7240(平日9:00-17:00)。