カルチャー

異能の親子が初の共著 混迷の近未来を読む一冊

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 国際ジャーナリストの落合信彦氏と、メディアアーティスト落合陽一氏。コロナ禍や戦争など混沌(とん)とした世界で、未来への指針を探る二人の共著、『予言された世界』(小学館・東京、税込み1650円)が発売された。

 信彦氏は、ケネディ暗殺の真相に迫った『決定版 二〇三九年の真実』や、若者たちへの熱いメッセージをつづった『狼たちへの伝言』などで知られている。息子の陽一氏は、筑波大学准教授、ベンチャー企業代表など幅広く活動。世界が注目する最先端の科学者だ。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ2022」にも選出されている。

 戦争を含めた未来への警告を出し続けた信彦氏の視点と、これからの時代を生きる陽一氏の視点から、混沌の時代に正解を導き出していく“未来への指針”が示される。