カルチャー

一級史料で日本史を深読み 66の歴史書をざっくり習得

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 大河ドラマをきっかけに日本史にはまった、という人はもちろん、受験で勉強中という人でも、軽く読めて分かりやすい歴史の本となると、探すのは一苦労。そこで日本史を作り上げた一級史料が一冊でざっくり分かる『深読みしたい人のための 超訳 歴史書図鑑』(伊藤賀一監修・かんき出版・東京)が発売された。

 史料を各ジャンルから厳選して解説。わかりやすい説明とイラストで、日本史を作った66の歴史書をざっくり習得できる。例えば奈良から平安時代なら、古事記や日本書紀、源氏物語や今昔物語集など、鎌倉から室町時代なら、平家物語や太平記など、文献に基づいた歴史の解釈という基本に立ち返ることができる。現役の学生にとっては、勉強の息抜きになるのと同時に、表面的な用語だけでなく日本史の根本部分の理解が進む。大人の学び直しにもピッタリだ。