いつ月曜日が生まれたの？　素朴で自由な質問に答える一冊

　「いつ月曜日が生まれてしまったの？」という質問、ブルーマンデーとただ落ち込んでいるよりはるかに前向きだ。こんな子どもたちの自由で独創的な質問に、ロンドン大学歴史学者が答えた『ロンドン大学歴史学者の「歴史のなぜ」がわかる世界史』（グレッグ・ジェンナー著、かんき出版・東京）が発売された。

　「人はいつから、そしてなぜ、ハムスターをペットとして飼うようになったんですか？」「完全武装の騎士はどうやってトイレに行ったんですか？」「『オーシャンズ11』みたいな強盗チームを結成するなら、歴史上のどの人物に声をかけますか？」

　歴史学者にしてBBCの人気ポッドキャスターでもあるグレッグ・ジェンナー氏が、そんな歴史に関する難問奇問に答えていく1冊。オンラインを中心に集まった50の質問を投げかけたのはすべて一般の人で、大半は子どもたち。素朴で、しかし答えづらい問いがずらりと並ぶ。学校では教えてくれない「教養」が身につき、大人の好奇心も満たしてくれる。税込み2090円。