カルチャー

『家族になろうね 保護犬・保護猫を迎え入れた18のストーリー』 Amazonのキャンペーン入賞作を収録

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 新しい飼い主を求める保護犬・保護猫と家族になることを、当たり前の選択肢の一つに――。保護犬・保護猫と家族として迎え入れた人々の18のストーリーをまとめたKindle版『家族になろうね 保護犬・保護猫を迎え入れた18のストーリー』 (東急エージェンシー・東京)が、このほど発行された。税込み250円。

 Amazonが環境省パートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」の一環として実施したキャンペーン「保護犬・保護猫 Welcome Family Campaign ~両想いで家族になろう~」の中で募集した、家族になるまでのストーリーの入賞作を収録している。

 1000件の応募作品の中から、elicaさんの「一緒に生きよう。幸せになるために。」がグランプリに。そのほかWelcome Family賞2作品、審査員特別賞4作品、入賞3作品、賛同メーカー賞5作品の受賞作品が選ばれた。審査員は、アマゾンジャパン合同会社と環境省の担当者、ライターの田中裕子氏、漫画家の佐倉イサミ氏、同取り組みに賛同するメーカー各社の担当者。

 受賞作品に加え、特別番組「Amazon presents 『みやぞん校長のWelcome Family学園』」に出演したタレントのみやぞん氏、同コンテスト審査員の田中裕子氏、佐倉イサミ氏のストーリーも加えている。同書の売り上げは、公益社団法人アニマル・ドネーションを通じて動物福祉に役立てられる。

 「Welcome Family ストーリー」の募集と同時に、保護犬・保護猫を家族として迎え入れる人たちを表す新愛称を募集。従来、「里親」という言葉が使用されることが多かったが、里親の本来の意味は親権・所有権を持たない親・飼い主を表す言葉であり、動物保護施設で一時的に犬や猫を飼養する預かりボランティアに近い名称だったことを考慮。新愛称を用いて正しい理解を促進することで、多くの人たちに保護犬・保護猫と家族になることをより身近に感じてもらえることを目指している。2577件の愛称案の中から、厳正な審査を経て決まった新愛称「迎え主(むかえぬし)」を、Amazon、環境省、保護犬・保護猫関連団体、企業が今後のさまざまな活動で使用していくという。
 収録作品は以下の通り。

■受賞収録作品

・一緒に生きよう。幸せになるために。 <迎え主:elica>

・ニコのセカンドライフ <迎え主:ちまき>

・いつからだって、幸せになれる <迎え主:みさき>

・霙から桜へそして紅葉へ <迎え主:なばな円盤>

・一緒に暮らすこと、それはきみの呼び名が増えていくこと<迎え主:明日美>

・柴犬サチがすずと呼ばれるまで <迎え主:入海ヒロ>

・保護猫マンガ「福は内」 <迎え主:猫野サラ>

・父の仕事場は猫の通り道。 <迎え主:nikonatsu2572>

・何年経ってもツンデレな美人さんへ。 <迎え主:たなかともこ>

・仮称「クロ」 <迎え主: wata>

・お隣さんの猫がかわいすぎて、愛犬ロスを脱出し保護猫を迎え入れた話

<迎え主:永田有沙>

・不妊治療に疲れた夫婦が1匹の保護犬と出会う話 <迎え主:月見>

・ひとつ屋根の下 <迎え主:黒柳能生>

・猫から学んだ10のこと <迎え主:ハラヒロシ>

・犬には快適な部屋で転がっててほしい <迎え主:眞木佑那>

■その他収録作品

・ラブちゃんラブ! <迎え主:タレント みやぞんさん>

・あなたの歳を数えながら <迎え主:ライター 田中裕子さん>

・猫を拾って世界が変わった話 <迎え主:漫画家 佐倉イサミさん>