カルチャー

みつをが見据えた「人生の的」とは? 相田みつを美術館で企画展「人生の的― life’s target―」

画像 -20230111-020009-fd5747bf

 東京・丸の内の相田みつを美術館(東京国際フォーラム地下1階)は2月3日(金)から5月28日(日)まで、第80回企画展「人生の的」を開催する。

 的は“射る”もの。目標は“達成”するもの――。相田みつを作品に「目標」という言葉は一つも出てこないという。「頑張れ」という言葉を嫌ったみつを。「目標」は「頑張れ」という言葉と結びつきやすい。みつをは「口でいくら頑張れ頑張れと言ってもその通りにはできませんね。頑張ろうとすると肩に力が入って足が地につきません。それよりも静かに冷静にやるべきことをキチンキチンとやっていく方が、はるかに効果がありますね」と話したという。

画像 -20230111-052543-60b46f9f 画像 -20230111-052543-56953e35

 背筋を伸ばし呼吸を整え、「静かに冷静に」弓を引き絞り彼方の空に向かって矢を放つ先に見える、みつをの「人生の的」。それはいくつあったのだろうか? みつをが見た「人生の的」とは? 相田みつを作品約100点(英訳付き)を通し、それらを探り、感じる企画展。

画像 -20230111-052548-2a2189fd

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般・大学生1000円、70歳以上と中・高校生800円、小学生300円(未就学児無料)。5月5日こどもの日は小中高生の入館無料。月曜休館(5月1日は開館、月曜開館による振替休日なし)。