カルチャー

壮大な視覚体験オペラ チームラボのアート空間

光による立体的な彫刻空間がステージ上に現れる。 オペラ『トゥーランドット』東京文化会館 © teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo Nikikai Opera Foundation
光による立体的な彫刻空間がステージ上に現れる。 オペラ『トゥーランドット』東京文化会館 © teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo Nikikai Opera Foundation

 世界中で人気のアートコレクティブ、チームラボ(東京)。その立体的な光の彫刻空間とデジタルアートを、オペラ『トゥーランドット』で堪能できる。2月23~26日までの東京公演は東京文化会館での上演。ジュネーブで「壮大な視覚体験」と評された舞台が開幕する。

光による立体的な彫刻空間がステージ上に現れる。 オペラ『トゥーランドット』東京文化会館 © teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo Nikikai Opera Foundation

 ジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』新制作の東京公演。演出はイングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人のダニエル・クレーマー。チームラボは、彼のトゥーランドットの解釈とチームラボのアートを融合させるセノグラフィーを、5年にわたり構想。シンプルでありながら力強い幾何学的なステージで、これまでのオペラの概念を超越する没入的な空間を創り出した。

万華鏡のような潜在意識の世界。 オペラ『トゥーランドット』東京文化会館 © teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo Nikikai Opera Foundation
万華鏡のような潜在意識の世界。 オペラ『トゥーランドット』東京文化会館 © teamLab, Courtesy Daniel Kramer, Tokyo Nikikai Opera Foundation

 クレーマー氏は、「オペラ史上前代未聞のテクノロジーを操るチームラボと共に構想した、震えるような作品だ。プッチーニ最後で最高の作品、英知の絶頂にあった芸術家が残した最後の音符——。私たちが人生をかけて取り組んできたこの芸術を、チームラボと共に世界規模で実現することができる、素晴らしい機会」としている。