ジェンダー

男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか? SNS「Surfvote」で投票開始

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 ジェンダーフリーに対する意識は、国際的には後れを取っている日本でも確実に高まってきている。そんな中、SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill(ポリミル/東京)は、運営するSNS「Surfvote」上で「男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか?」についての投票を開始した。

 「Surfvote」は、社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービス。「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の回答を選んで投票に参加できる。その投票結果は必要に応じて関係省庁や政治家へ提出され、報告を行なっている。

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今回のイシュー「男女の区別のない『オールジェンダートイレ』を設置すべきか?」は、同性婚法制化のイシューによりLGBTQに対する社会的関心が高いことが分かったものの、結婚だけでなく普段の生活にあるさまざまな事象に対して社会が善処していく必要性も浮かび上がり、出生時の性と自認する性が異なるトランスジェンダーの人は男女どちらのトイレを利用するかという問題を踏まえて、立正大学教授で社会学博士の小宮信夫氏のもとに発行された。

オールジェンダートイレの設置を支持する理由と支持しない理由
オールジェンダートイレの設置を支持する理由と支持しない理由
Surfvoteで選べる選択肢
Surfvoteで選べる選択肢

小宮氏によると、設置を支持する理由は、トランスジェンダーへの差別や嫌がらせを防げる。男女の区別がない方が利用するのに便利。社会における男女や人種差別の解消につながる。支持しない理由は、ハード面のトイレ設計とソフト面の差別に直接の関係がない。異性を狙った性犯罪が行われやすくなる。かえって社会における画一性が高まり、多様性が損なわれる、とのこと。投票の締め切りは、4月30日。