カルチャー

日台漫画家の感謝の色紙集結 震災からコロナ禍を経て巡回展

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 戦争で互いを傷つけあう話がニュースのページを席巻する中で、感謝を伝え合う姿には心があたたまるし、希望が持てる。日本と台湾の漫画家たちが、互いの国への感謝の気持ちを表現して描いたオリジナル色紙228枚を展示する「漫画の絆 台日色紙展」の巡回展(台北駐日経済文化代表処台湾文化センター・東京)が、3月9日から紀伊國屋書店新宿本店を皮切りに、岩手県大槌町文化交流センターおしゃっち、台湾文化センターの3カ所で開催する。

 2021年、東日本大震災から10年の節目の年に、113名の日本の漫画家が台湾への感謝を表す色紙合計108枚を描き、台湾で巡回展を開催。台湾で大きな反響と感動を呼んだ。その後、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、日本から台湾に合計6回のコロナワクチンが供与され、今度は、台湾の120名の漫画家が日本へ感謝を伝えようと、日本への感謝の気持ちを表す色紙合計120枚を描き、日台の色紙が同時に展示された。

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 台湾文化センターは、この日台双方のやりとりを日本でも伝え、漫画文化を通して友好を深めたいとこの巡回展を企画。展示に加え、台湾漫画家の色紙のイラストが描かれた台湾茶「華剛茶業」のオリジナルティーバッグなどがもらえるキャンペーンや、「タイガーエアー台湾」の往復ペアチケットが当たるキャンペーンも実施する。