長期化するロシアとの戦争で、一番の被害者は何の決定権も責めもない子どもたちだ。友だちと遊び、笑い、動き回るのが最も楽しい時期に、空から降ってくる爆弾を恐れなければならない。せめて少しの時間でも、戦争を忘れて笑顔になってほしい。そんな思いで3月17日、ウクライナ西部の都市ルーツィクで「わんぱく相撲大会ウクライナ大会」が開催される。
わんぱく相撲は、小学4~6年生が参加し、日本国内200地区の予選大会から勝ち上がり、東京・両国国技館で決勝にあたり全国大会が開かれる、小学生対象で最大規模の相撲大会。近年はモンゴルなど海外からの参加も増えてきている。
そこで、ウクライナで子供たちの直接支援を行うウスミシュカ(香川県高松市)は、ルーツィクで11~12歳の子どもたちを対象にした大会を、ウクライナ相撲連盟と共催して実施することにした。約50人が参加する予定だ。開催の模様は、Twitter上で配信される。戦禍に苦しむウクライナの子供たちを励まし、日本とウクライナの関係をさらに強めることができるように、子どもたちを応援しよう。