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南十字星が見えるかも 宮古島に来夏、天文台オープン

天体望遠鏡(イメージ)
天体望遠鏡(イメージ)

 本州では見えない南十字星が見えるかもしれない。沖縄県宮古島市と橋でつながる離島、来間島の「宮古島来間リゾート シーウッドホテル」(飯田産業)に来年2024年夏、天文台がオープンする。プラネタリウム100周年の今年にスタートする「スペース・エンターテインメント・プロジェクト」の第1弾だ。

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天文台ドーム建設予定地
天文台ドーム建設予定地

 宮古島は北緯24度。ハワイ諸島北部と同じだ。本州では観ることができない南十字星や、水平線ギリギリに輝くカノープスを簡単に観ることができる。宮古島の最南端に位置する来間島は、その環境から街の明かりなどの光害に悩まされることもなく、満天の星空を楽しめる。

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 天文台には複数の天体望遠鏡を設置する予定で、同時に複数の星(対象天体)を導入しデジタル・モニターに投影。複数のゲストが鑑賞できるほか、すべての天体望遠鏡にカメラを設置することで、導入した天体を撮影し、ゲストのスマホに配信することも可能。観測した星を“お土産”として持ち帰れるという。