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「学生のドロップアウト、未然に防ぎます」 教育機関向けシステム「レスポン」に新機能追加

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レスポン 「教育機関向け respon」

 

 レスポン(東京都千代田区)は、教育機関向けに同社が提供するリアルタイムアンケート・出席管理システム「respon(レスポン)」に、授業を休んでいる学生を早期に検知し、職員に通知する「ドロップアウト事前検知機能」を2023年6月下旬に追加する。

 この機能は、スマートフォンアプリ「レスポン」の学生側の利用状況を監視し、全学生について、休んでいる授業がないかを毎日深夜に調査する。休んでいる授業数が一定数を超えた場合に「ドロップアウトの危険がある」とみなし、その情報をまとめ、職員にメールで通知するというもの。

 教育機関向けシステム「レスポン」は、専用のスマートフォンアプリと連動した授業中の活用に重点を置いたサービスで、学生は出席確認やアンケートなどの「カード」を授業中に自分のスマホアプリから提出、その情報はリアルタイムで教員のパソコン画面に表示される。理解度の確認や小テストなどもできることから、1回の授業で5回から数十回程度利用する教員もいるという。60以上の大学や教育機関で導入されている。

 「ドロップアウト事前検知機能」の開発経緯について同社は、コロナ禍で対面授業が減少するなど、全体的にコミュニケーションが希薄になっており、何らかの事情で学校に来ていない学生がいたとしても他の学生や教員が気づきにくくなっていることから、これまでとは異なる学生サポートが求められているため、としている。