一般財団法人BOAT RACE振興会(東京)は、俳優の中村獅童さんと神尾楓珠さんらが出演する3DCG動画「ボートレース歌舞伎」のプレス向け発表会を12月13日、東京都港区のSIX WAKE ROPPONGIで開催した。
12月14日から16日までSIX WAKEのホール壁面に投影(プロジェクションマッピング)される動画は、歌舞伎演目「五条橋」を元に、牛若丸(神尾)と武蔵坊弁慶(中村)が京都の五条大橋を舞台にボートレースで対決するストーリー。
発表会の冒頭にビデオメッセージを寄せた中村さんは「ボートレースと歌舞伎という史上初のコラボは、前代未聞の試みで、どう仕上がるのか楽しみにやらせていただきました」と述べて、「牛若丸の神尾君は、歌舞伎仕様の白塗りは役者人生で初かもしれません。CMでは僕が師匠という設定ですが、本作ではちょっと違うんです」と見どころについて語った。
また、100台を超える4Kカメラで撮影したという本作は、目を見開いてポーズをとる演技の「見得」や「萬屋!神尾屋!」などの掛け声の「大向う」などの歌舞伎演出を随所に取り入れており、歌舞伎俳優の中村獅一さんが本作の監修を行っている。
本作の上映時間は18時15分、19時25分、20時25分の3回で、1回当たり約10分間上映(観覧無料、各回先着順で100人まで)。このほか会場のSIX WAKEでは、イルミネーション点灯(1時間に6回実施、2024年1月14日まで)や、各地ボートレース場の地域特産品が当たる抽選会(2023年12月16日まで)も開催される。