大阪府高槻市は、タレントのつるの剛士さんに「将棋のまち高槻」PR大使を委嘱した。高槻市は、市ゆかりの文化である将棋を次の世代につなげようと「将棋のまち高槻」を掲げ、将棋の振興に取り組んでいる。2024年に将棋の西の拠点となる「関西将棋会館」の同市移転が決まっており、市は建設支援に充てようと、日本将棋連盟とともに、ふるさと納税型クラウドファンディング「関西将棋会館建設プロジェクト」を立ち上げた。
つるのさんは幼稚園から小学6年まで高槻市に住み、現在も市を訪れた際はSNSで発信するなどゆかりがある。将棋はアマチュア三段の腕前で、14年から日本将棋連盟が委嘱し「将棋親善大使」を務めているほか、NHKの番組「将棋フォーカス」の司会を務めるなど、将棋関連の活動を多く行っている。
11月17日に市役所で行われた委嘱式で浜田剛史市長は「来年は将棋会館の本市への移転もあり、盛り上げてほしい」と話すと、つるのさんは「うけたまわります!」と元気よく委嘱状を受け取り、「将棋を覚えたのも高槻。多感な小学校時代を過ごした、心のふるさとの高槻市が、西の将棋の拠点になるなんてすごいこと」と語った。