これから暑くなると、コーヒーはアイスで飲んだ方がいい! ──そう思う人が多くなりそうだ。さて、このアイスコーヒー、関西地方では「レイコー」との呼び方があるが、UCC上島珈琲(神戸市)が関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)及び関西圏(大阪府、京都府、兵庫県)の20~60代の男女600人を対象に実施した「アイスコーヒーに関する実態調査」によると、今の時代、関西でもそう呼ぶ人が少なくなっているという。この調査は4月26日~5月1日に実施した。
関西圏では「レイコ―(または「冷コー」「レーコー」)」という名称で親しまれるアイスコーヒー。この呼び方を「知っている」と回答した人は関西で80.3%、関東でも63.3%となり、関東でも半数以上の人が知っていることが明らかになった。関西での回答を少し詳しく分析すると、関西在住の50~60代では90%以上が「知っている」と回答したのに対し、20代の回答は65%と認知度が低かった。
「使ったことがある呼び方」を聞くと、関西在住の60代の70%が「レイコ―」と回答したが、30代では20%、20代では11.7%と若い世代では「レイコ―」使用者は減っている。また、「最も頻繁に使う呼び方」として「レイコ―」を挙げた人は関東在住にはおらず、関西在住では60代の10%が最多で、20代では皆無の状態。関西でも今や「レイコ―」は絶滅危惧種のようになっているようだ。