カルチャー

能登半島地震で被災した輪島塗作家たちを支援 東京・銀座の工芸アートギャラリーで「輪島塗の特別展」

 東京・銀座の「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」で6月19日(水)~30日(日)まで、能登半島地震(2024年1月1日発生)で被災した石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」の作家たちを支援する特別展「能登半島地震復興支援 輪島塗特別展」が開催される。金沢市主催。

 期間中の11時~19時(最終日は16時まで)の開催で、入場無料。輪島塗作家5人による箸・カトラリー・アクセサリーを中心とした輪島塗作品を展示販売する。

 出展作家は、URUSHIひとしずく/ふくづかまり・垣内幸彦・寺口一代・YUKAKU(諸石健太郎・優子)・横山美穂の各氏。6月19日(水)11時~17時に、垣内氏とYUKAKU(諸石優子)氏が在廊。6月29日(土)13時~17時にYUKAKU(諸石優子)氏が、漆器の表面に模様を付けていく技法“蒔絵”の実演を行う。作家たちが来店者に、展示作品の説明や輪島塗について直接紹介し、魅力を発信する。同展示会の売り上げは、全額作家へ還元する。

 「銀座の金沢」は、金沢における工芸シーンの“今”をダイレクトに伝えるアートギャラリー。「金沢卯辰山工芸工房」(金沢市)や「金沢美術工芸大学」(同)と連携しながら、若き才能を発掘し世界に向けて発信している。また、金沢に根付く暮らしに根差した工芸文化の豊かさ、アートとしての魅力などを、展示を通して紹介している。