ふむふむ

みんなで気軽にアートを楽しもう 国立西洋美術館で「にぎやかサタデー」

 美術館では静かに、が常識。一緒に鑑賞に行った人とも、作品を見ながら話すなら小声で。でももっと気軽に楽しめる機会があってもいいと、国立西洋美術館(文化庁)が8月3日に、会話しながら作品を見るなど気軽に各自の鑑賞スタイルで楽しめる一日、「にぎやかサタデー」を開催する。常設展・企画展ともに観覧料が無料になる。開館時間は9時30分~20時。

 静かにしなくてはいけないから緊張する、小さな子ども連れだとなかなか展覧会には行きづらい、という人も、気がねなく美術館での作品鑑賞を楽しんでほしい、と企画した。作品について自由におしゃべりしながら、作品鑑賞の驚きや喜びの輪がさらに広がることを目指している。当日は、キッズスペースや授乳室も設置し、年齢を問わず作品鑑賞を楽しめる企画が用意されている。

 常設展では、モネの「睡蓮」など教科書などで一度は目にしたことのある作品を展示しており、「この作品をさがしに行こう!」企画を実施。1人1枚配布されるポストカードに作品の一部分を切り取った写真が添付されており、ゲーム感覚でアート鑑賞を楽しめる。

 企画展では「内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙」を開催中。作品をより楽しんでもらうための問いかけや作品解説を掲載した小冊子を配布。写本作品の一部を並べたビンゴも用意されている。