カルチャー

日本の美意識を手に入れるアートフェア 工芸、古美術、現代アートも出展する「artKYOTO 2024」

 国の名勝に指定されている京都市の渉成園でこの秋、アートフェア「artKYOTO 2024」(artKYOTO 2024実行委員会・東京)が開催される。工芸、古美術、近代美術、現代アートを取り扱う16軒のギャラリーや美術商の出展が決まっている。風光明媚(めいび)な景観の中で日本に脈々と受け継がれる美の感性を感じとりながら、作品を鑑賞、そして購入することもできる。7月22日から前売りチケットの販売が始まっている。

 近代陶芸の巨匠たちの逸品や、現代に生きる工芸作家を扱う「しぶや黒田陶苑」(東京)をはじめ、近現代の国内外作家の作品を紹介する「メグミオギタギャラリー」(東京)、ギャラリストと同世代である20~30代の作家を独自の目線でセレクトする「Ritsuki Fujisaki Gallery」(東京)などが出展する。日程は10月31日(木)、11月2日(土)・3日(日)。

 渉成園は、大小二つの池とさまざまな建築で構成される東本願寺の飛地境内地の庭園。1641年に三代将軍・徳川家光から寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされた。

 チケット料金(税込み)は前売り2000円、当日2500円(小学生以下は、大人1人につき2人まで「artKYOTO 2024」への入場無料)。別途、渉成園への入園には庭園維持寄付金(大人700円/中学生・高校生300円/小学生以下無料)がかかる。前売りチケットの購入は販売サイトから。