カルチャー

晩秋の夜の旧芝離宮を散策 開園100周年記念で夜間延長開園イベント

 旧芝離宮恩賜庭園(東京都公園協会・東京)は、今年一般公開開始から100年を迎えた。これを記念して「時をつむぐ~旧芝離宮の灯り~」を11月2日(土)~4日(月・振休)の3日間限定で開催する。日没から20時(最終入園は19時30分)までの夜間延長開園イベントだ。

 約350年前に作庭された旧芝離宮恩賜庭園は、江戸時代から続く大名庭園の面影を残す貴重な場所。イベントでは雪見灯ろう、西湖の堤、中島など、庭園の特徴的な景観を幻想的に照らし出す。園路で貸し出されるちょうちんを手に、秋の夜の散策を楽しめる。また、園内で行うワークショップで絵付けした灯ろうは、小池に浮かべたり、園内に置いたりして、庭園を照らす灯りとして飾られる。

 さらに11月1日(金)から園内謎解き回遊イベント「庭園に住む海の精霊と記憶のかけら」も同時開催される。謎解き4問をクリアしてキーワードを集め、答えにたどりつくと、旧芝離宮オリジナルステッカーがプレゼントされる。開催時間は9時~17時。期間は2026年3月31日(火)まで。参加費は無料(入園料別途)。

 旧芝離宮恩賜庭園の入園料は、一般150円、65歳以上70円。小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。