カルチャー

歴史的建築に挑む生け花 假屋崎省吾の世界展 in 蔵春閣

 長い時を経た建築物は、それだけで華麗な舞台。そこで展開される華やかな生け花の展示となれば、ぜひとも見てみたい。新潟県新発田市の蔵春閣で、「第一回 蔵春閣個展 ー假屋崎省吾の世界ー」(カリヤザキショウゴ・東京)が11月7日(木)~17日(日)まで開催される。

 蔵春閣は、明治・大正時代に活躍した実業家、大倉喜八郎によって明治45年、東京・向島の隅田川沿いに建築された迎賓館。2022年に大倉文化財団から新発田市に寄贈され、大倉喜八郎翁ゆかりの東公園に移築された。

 和風の外観に、椅子やシャンデリアのある洋風の内装という和洋折衷の歴史的な建物の中で、華道歴40周年を迎えた假屋崎省吾氏のいけばな作品を堪能できる。優美秀麗なコラボの空間。芸術の秋に足を運ぶのにぴったりの展示会だ。

 開催時間は9時~16時(最終入館15時30分)。入場料(税込み)は、一般(中学生以上)1000円、小学生以下は無料、障がい者手帳所持者は500円。