年末年始の休暇が終わると、クリスマスやお正月の食べ過ぎの“結果”を調整しなければ、という苦労があちこちから聞こえてくるが、悩みはほかにもある。帰省後の家事が大変、という声だ。アンビシャス(大阪市)が実施した「お正月の帰省と家事の本音」についてのアンケート調査では、帰省先から自宅に戻った後の洗濯や食事の用意など、日常生活への“リハビリ”に苦労している様子がうかがえた。
2024年12月5~8日の間に、トランクルームユーザー400人に調査。お正月に帰省する、もしくは家族が帰省してくると答えた人は7割。日帰り帰省が3割、宿泊する人が7割。帰省している間、家事を多少なりとも手伝う、または手伝ってもらっている人は9割で、中でもやはり食事の用意に協力する人が多かった。
そしてお正月が終わった後。自分の家に帰宅した人も、帰省した家族が帰っていった家でも、疲れが残るという人が多い。帰省中の大人数の食事の用意や片付けがその原因という人が7割弱。もてなす側も手伝う側も、“慣れない”家で気遣うことも多いし、長距離移動や帰省ラッシュなど、帰省先と自宅間の移動で疲労している人も多かった。
そして戻ってくる日常生活の中で、食事の用意が大変と感じる人は4割、掃除・洗濯が大変と感じる人も2割。休み明けにたまった家事を片づけて通常の生活に戻すのも一苦労だ。帰省後、あるいは家族が帰省から帰宅した後に、「自宅が整理整頓されていないと感じる/多少感じる」と答えた人は約5割。帰省終了後の自宅のどんなところに整理整頓されていないと感じるか尋ねると、1位は約8割の人が挙げた「モノの多さ」だった。