カルチャー

アートと建築が包み合うとき 珠玉の「美術館建築」を取り上げた企画展

 美術館を訪れる時、展示されるアートだけでなく、美術館の建築そのものに魅せられることは少なくない。鳥が翼を広げたような屋根が特徴的な神奈川県の茅ヶ崎市美術館を舞台に、8つの珠玉の「美術館建築」を取り上げる企画展「美術館建築 ― アートと建築が包み合うとき」が、4月1日(火)~6月8日(日)に開催される。

 世界的に活躍する建築家である内藤廣氏・坂茂氏・三分一博志氏・西沢立衛氏による展示と講演会を実施。模型や設計図面に加え、初期アイデアスケッチ、建築素材、実験過程がわかる映像資料など、建築にまつわる多様な作品が展示される。また岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家、山本卓卓氏による本展のための書き下ろし詩集「空間の詩」を初公開。文化庁国立近現代建築資料館が所蔵するオリジナル図面を含む貴重な建築資料、約70点も公開される。

 休館日は月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)。開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。料金は一般800円、大学生600円、市内在住65歳以上400円。高校生以下、障がい者とその介護者は無料。

 なお、建築家の講演会は下記のとおり。①内藤廣氏:4月26日(土)14時、②西沢立衛氏:5月17日(土)14時、③三分一博志氏:6月8日(日)12時30分、④坂茂氏:6月8日(日)14時40分、⑤対談(坂氏× 三分一氏):6月8日(日)16時、⑥山口洋一郎:4月29日(火)14時。会場は茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス。料金は各回500円。事前申し込み制で定員は各回300人。詳細は茅ヶ崎市美術館ホームページ に掲載している。