現代アートや伝統工芸、音楽、デジタルがマッシュアップした新作アート作品を堪能できる第1回京都駅ビル芸術祭(ゲイジュツ ノ エキ 2025/GNE)が、10月14日(火)~ 11月3日(月・祝)に京都駅ビルと連携サテライト会場で開催される。京都駅ビル開発(京都市)が主催。26組のアーティストの作品や、人気のお店とのコラボが生み出す食体験など、多彩なコンテンツが発表された。
紹介された作品の一つは、京友禅染職人の永澤翔子さんと日本画家、板垣夏樹さんの「猿亀酔戯画」。昼でも夜でもない桃源郷のような幻想世界。猿は踊り亀はうたい、できたお酒に喜び酔いしれている。友禅職人である姉翔子さんが、背景と花を手描友禅染の技法で染め出し、その上に日本画家である妹夏樹さんが猿亀と酒を岩絵具で描き、共に金彩加工を施し完成させた一対の作品だ。
グルメでは例えば、10月15日(水)〜11月3日(月・祝)の期間出店する「麺屋猪一」。国内外のファンを魅了し、ミシュランに9年連続で選ばれた麺料理店だ。世界一硬い食品といわれるかつお節は、わずか0.01ミリと透けるほど薄く削られ、お湯を注いだ瞬間にふわりと香りが立ち、舌の上でやさしく広がる奥深いうまみのだし汁になっている。
オープニングセレモニーは10月14日(火)16時30分~19時30分。ジャンル超えて集まった匠たちによる、“ここでしか聞けない”唯一無二の対話でスタートする。