カルチャー

傷を包み込み、より美しくする伝統の技 東京・表参道で漆芸修復師の⾦継ぎ体験教室

 日本でははるか昔から、伝統的にサステナブルな技が磨かれてきた。例えば「金継ぎ」。器を修復するにとどまらず、修復しながらさらに新たな美しさも追及する日本ならではの技だ。漆芸修復師・末崎広樹⽒による「平安堂京都  ⾦継ぎ体験教室」が、6月から東京・表参道の「hide k 1896 旗艦店」で定期開催されることになった。6⽉18⽇(⽊)には、17時からお披露⽬発表会が開かれる。

 当⽇は、末崎広樹⽒、⽂化⼈類学者の⽵村真⼀⽒を迎え、これからの循環型社会に向けた「伝統と⾰新の融合」について語り合う。末崎⽒は、江⼾時代に確⽴された伝統技法を受け継ぎ、漆を⽤いた漆芸修復に50年以上従事。社寺仏閣、仏像などの⽂化財をはじめ、陶磁器、漆器、古美術品など、幅広い修復を⼿がけており、⾃然素材のみを⽤いた⾦継ぎ・漆芸修復を実践している。末崎氏は、漆芸修復師として半世紀にわたり歩んできた中で、「壊れたものをよみがえらせる技術」が持つ本質的な⼒に気づいたという。そして、「⾦継ぎは単なる修復ではありません。傷を隠すのではなく漆と⾦でその傷を包み込み、そのモノの歴史と価値を背負い、より美しく仕⽴て直し次の時代へと想いをつなぐ。⽇本⼈が長い歳⽉をかけて育んできた、モノへの敬意と命の循環というサステナブルな哲学そのもの」と語っている。

 お披露目会は完全予約制で、予約・問い合わせはメール:kaneko@hk1896.comで受け付ける。金継ぎ体験教室は毎週⽉曜⽇ 10時30分〜12時、毎週⽔曜⽇ 10時30分〜12時、毎週⼟曜⽇ 10時30分〜12時/14時〜15時30分。体験の予約、申し込みは、公式サイトで受け付ける。