カルチャー

法政大学と神楽坂仲通り商店会が街歩き謎解きイベント 「謎解き×地域活性」をテーマに開催

 法政大学キャリアデザイン学部の酒井理教授ゼミナールと、東京・新宿区の神楽坂仲通り商店会との協働企画で、商店街と謎解きを組み合わせたイベント「神楽坂街歩き謎解き 仲通りに眠る物語」が10月25日(土)にスタートする。開催期間は2026年1月31日(土)まで。参加費無料、所要時間は60~120分。

 新宿区の「大学等との連携による商店街支援」の一環で、酒井ゼミの学生と神楽坂仲通り商店会は2023年に協働をスタート。イベント開催は初となる。参加者が神楽坂仲通りの商店街を実際に歩き、街並みに隠されたヒントを手がかりに手元の謎を解き進めていくと物語が展開する新感覚の周遊型コンテンツ。地域の魅力を新しい形で発信し、商店街の活性化につなげることを目指している。

 ふと立ち寄った古本屋で一冊の古びた原稿を手にすると、そこに挟まれていたのは、かつて仲通りに暮らしていた文士からの手紙。「どうか、この物語を完成させてほしい」。手紙を読み終えた瞬間、文士が生前に愛した猫の亡霊「ナカ」が「ニャー!」と現れる。ナカと共に神楽坂仲通りを巡り、街にちりばめられた“記憶”、商店街に隠された謎を集め、未完の物語を完成させる旅が始まる――というストーリー。

 企画を担当した学生は、「『街を歩いて街を知り、神楽坂仲通りのファンになってもらう』ことを目指し、企画立案からストーリー制作、広報まで全てを学生が担いました。地域と大学が一体となってつくる、ここでしかできない街歩き体験をぜひ楽しんでほしいです」と思いを語っている。

 神楽坂仲通り商店会は、新宿区の神楽坂中腹に位置する商店街。多くの飲食店や古くから続く老舗店舗が軒を連ねる。観光客も訪れる、昔ながらの風情ある街並みが特徴で、景観だけでなく商店街としてもにぎわいがある。