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大泉洋「これはやるっきゃない、やりたいという思いだった」 ハリウッド製作陣によるボイステストを見事にクリア

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 映画『シング・フォー・ミー、ライル』日本語吹き替え版完成披露試写会が1日、東京都内で行われ、ボイスキャストを務めた大泉洋、石丸幹二、水樹奈々が登壇した。

 本作は、ニューヨークを舞台に“歌うワニ”のライルが、その歌で人間と心通わせる様子を、珠玉のミュージカルナンバーで描く物語。

 言葉を話さず、歌だけで思いを伝える主人公のライルの声を大泉、ショーマンのヘクターの声を石丸、少年ジョシュの母親ミセス・プリムの声を水樹が演じた。

 大泉は「昨年の夏ぐらいからずっとトレーニングを積んで挑んだ仕事。声はずっと1人で入れていたものですから、出来上がったものを見たときは感無量でした」と明かした。

 劇中では、せりふを封印し、歌のみで感情を表現した。大泉は「歌を歌うのは好きでしたが、仕事として歌うのは初めて。しかもミュージカル映画の吹き替えで、歌を作っているのは『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』のチーム。これはやるっきゃない、やりたいという思いでした」と語った。

 オリジナル版では、シンガーソングライターのショーン・メンデスがライルの声を演じており、大泉は「共通点はスーパースターってだけ」と笑わせた。

 さらに、役が決定する前にはハリウッドの製作陣によるボイステストもあったという。

 大泉は「本国チェックというのがあって。私も石丸さんも水樹さんも、落ちる可能性があったんです。オファーが来たのにテストがあるなんてふざけるな、ばか野郎って話。しかも、吹き替えが付く前に私に話が来たもんだから、テストは英語で受けなきゃいけなかった」などとボヤキを連発した。

 石丸と水樹が「私たちが受けるときにはいい感じに歌詞が出来ていて…」と日本語でテストを受けたことを明かした。

 すると大泉は「おかしいじゃないですか! じゃあ、俺のときも用意しろよ。なのに日本のスタッフが『間に合わない』って…」と語りながらも、「本国のジャッジを見事クリアした。テストで合格してこの仕事を取ったというのも久々でうれしかった」と笑顔を見せた。

 映画は3月24日から公開。