一方、本作が30歳になって初めての作品で、事件の犯人である立石力輝斗役で、死刑囚という新境地に挑んだ竹内は、「内田組の雰囲気にスッとなじんで、自分がイメージしている以上のものが現場で生まれたので、やりながら手ごたえは感じた」と撮影を振り返った。
これに対して、竹内と3年ぶりの顔合わせとなった内田監督は「3年前と全然違うのでびっくりした。このまま成長していけば、素晴らしい俳優になっていくのでは」と絶賛。
また、真尋の師匠に当たる大物脚本家・大畠凜子を演じた黒木は「難しい役どころ。2人に女優としてのバトンを渡せるかというと、まだまだ自分は未熟。ただ、バトンは渡したら終わりではなく、箱根駅伝のたすきのようにつなぐもの。そんな気持ちで渡せたら」と、先輩女優としての思いを語った。
この後、原作者の湊かなえがサプライズで登壇し、22日に誕生日を迎えたばかりの北川に花束をプレゼント。北川は「20周年でもあり、湊先生にお花を頂けて、本当にうれしいです」と喜びを見せた。
湊は北川と吉岡の共演シーンの撮影現場にも見学に訪れたらしく、北川は「その日は大事なシーンの連続で、いつもより緊張して現場に入っていたけど、湊先生が入ってこられて、明るい雰囲気になった。先生が来てくださったことで、あのシーンがよりいいものになったような気がする」とその様子を振り返った。
最後に北川は「いろいろ衝撃の展開が待っていますが、とにかく見ていただければ、明日から顔を上げて、前を向いて進んでいこうと思える作品になっていると思うので、1人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とアピールし、イベントを締めくくった。
「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」(全4話)は9月10日(日)、WOWOWにて初回放送&配信スタート(第1話無料)。