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味の素グループから秋冬の食卓を助けるさまざまな新商品 「Cook Do」の<極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用>など

 味の素グループは、「2023年秋季新製品説明会」を8月18日に東京都内で開催した。説明会では、同社初の「Cook Do(クックドゥ)」プレミアム品や、「クノール カップスープ」から14年ぶりの野菜素材の新商品、健康志向のオイルの発売などについて発表。食欲の秋に向けて試したくなる新商品、健康志向の新商品など豊富なラインアップをそろえている。

■「Cook Do」シリーズ45年間の集大成

 自宅で本格的な料理に手軽に挑戦できる合わせ調味料「Cook Do」のシリーズからは、プレミアム品の「Cook Do <極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用>」のほか、「Cook Do きょうの大皿」として<豚バラほうれん草用>と<白菜とひき肉の帆立だし塩あんかけ用>が新登場した。「Cook Do 」シリーズが1978年に登場して以降、45年間の中で培った技術や豊富な知識を生かした商品。

 <極(プレミアム)麻辣麻婆豆腐用>は、“麻婆豆腐好きのための、感動するようなおいしさの麻辣麻婆豆腐”を簡単に手作りできる調味料として登場。四川料理の特徴である「麻(マー、花椒由来のしびれる辛さ)」と「辣(ラー、唐辛子のヒリヒリするような辛さ)」を突き詰め、中華調味料・香辛料等にとことんこだわり絶妙なバランスで配合した。原料の一つ、花椒(ホアジャオ)については、厚みのある味わいの“赤花椒”とさわやかな香りの“青花椒”の2種類を使用。さらに、独自開発した花椒油と辣油、中華調味料を使用し、一段と豊かなコクと深みを実現している。2~3人前、125g(別添花椒粉付き)。

食品事業本部 塩谷美咲氏
「麻婆豆腐好きにとって最もおいしい麻婆豆腐を食卓に届けたい」。食品事業本部 塩谷美咲氏

<豚バラほうれん草用>と<白菜とひき肉の帆立だし塩あんかけ用>は、秋冬に人気の野菜である「ホウレンソウ」「白菜」の「えぐみ」「調理した際の水っぽさ」などの扱いの難しさを独自技術で解決し、おいしい料理に仕上げるお役立ち調味料。

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「ほうれん草のえぐみを軽減」と独自技術を説明。食品事業本部 阿部洋平氏

■ポタージュとスープで楽しむ豆の味わい

 小腹がすいたときに便利なのが、お湯を注ぐだけの簡単スープ。ヘルシー・ナチュラルなイメージで人気の豆もスープでおいしく手軽に食卓に上げられる。「クノール ポタージュで食べる豆と野菜」からは、<クラムチャウダー>が新登場。ホタテベースの濃厚な魚介のうまみにミルクのコク深さが絶妙にマッチしたスープに、ひよこ豆、にんじん、あさりなどの具材がゴロゴロ入っている食べ応えたっぷりのクラムチャウダー。袋を立てたまま電子レンジで加熱して食べられる。

 溶けやすい粉末のスープの素「クノール カップスープ」の新商品は <豆のポタージュ>。白いんげん豆・ひよこ豆・大豆と、味わいの異なる3種の豆を使い、豆本来の甘さと複雑味のあるコクと風味が楽しめる。

 従来品から塩分を40%カットした、「クノール カップスープ」 <コーンクリーム塩分カット>も登場。100%指定農場栽培のスーパースイートコーンを増量、新しい独自原料を採用し、蒸したてのコーンの風味とミルクのコク・うまみを強化。口当たり滑らかで“減塩なのにおいしい”を実現している。

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「体に優しく栄養がある豆と野菜をスープで手軽に」。食品事業本部 中尾萌子氏

■鍋の季節の新定番!?

 秋冬に頻度が増える家庭も多い「鍋料理」。同社リサーチではこの20年の中で、人気の鍋の味付けについて大きな変化も見られた。多数の具材から出るだしを楽しむ寄せ鍋から、鍋つゆ自体にもしっかりとコクのある鶏だしベースの鍋にシフト。特に、鶏だし系の調味料にしょうゆや液体だしを組み合わせるなど、食べやすい味わいの手作り鍋が人気を集めているという。

 そこで新登場したのが、鍋つゆの素「鍋キューブ」シリーズの<鶏だしコク醤油(しょうゆ)>と<簡単おでん あごだし醤油>。<鶏だしコク醤油>は、国産の上質な鶏だしに鶏油などを加え、鶏のおいしさを丸ごと閉じ込めた。さまざまな具材にも合わせやすいしょうゆ味ベースでコク深い味わい。<簡単おでん あごだし醤油>は、上質なあごだしとしょうゆがベース。独自技術の「根菜やわらか成分」により、レンジ5分、煮込み20分と、通常の約半分の調理時間でやわらかな大根の入ったおでんが楽しめる。

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「液体鍋つゆでは実現できないおいしさをキューブに閉じ込めました」。食品事業本部 梶敬氏

■「おいしさ×健康×環境への低負荷」のオイル

 オイルの新商品も登場した。コロナ禍のマスク生活を経て素肌と向き合う人が増えたことを背景に、肌の保湿力を高め、潤いを保つ効果が期待できる機能性表示食品「アマニ油」(J-オイルミルズ)の摂取を提案する。食べやすくクセのない味の「毎日®アマニ油」90gを、サラダをはじめ、ヨーグルトやみそ汁、納豆などに混ぜて日常的に取る方法を紹介している。

 また、健康や環境、節約などへの意識から油の使用量を控える傾向があることを踏まえ、J-オイルミルズ従来品に比べ、使用量も油ハネも1/2になる油「ダブルハーフ」600g/900gを紹介。食材の水分と油をなじみやすくする製法により、1/2の量の油でも、衣の中の水分がすばやく抜け、いつも通りに仕上がる。油ハネ半減により、調理後の後片付けも楽になる。

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「使用量も油ハネも1/2になり、おいしい調理が可能に」。J-オイルミルズ 沼倉克行氏

■ぜいたく感のあるカフェメニューも

 秋冬の自分時間の充実に向けたぜいたく感のあるカフェメニューも提案。“まるでスイーツを味わうような1杯”を楽しめる「スイーツシリーズ」として、「濃厚クリームブリュレラテ」「濃厚ストロベリーホワイトショコララテ」「濃厚フォンダンショコララテ」が新登場。また、カフェで飲むような香りと濃厚な味わいを提供する「濃厚ミルクティーラテ」が新登場した。全て6本入り(「濃厚ミルクティーラテ」のみ18本入りも展開)。

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「新たにフレーバー商品を市場に投入。3時のカフェタイムなどで楽しんでもらいたい」。味の素AGF 宇田和紗氏

 各製品に共通するのは、大きな手間をかけずに、手の込んだ料理の味わい、栄養価アップ、ぜいたく感などを楽しめる点。「Cook Do」(https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/)や「鍋キューブ」(https://www.ajinomoto.co.jp/nabecube/)のブランドサイトでは、調理の詳しいポイントやアレンジメニューも紹介している。さっぱりメニュー中心だった夏から、秋冬の食卓へのシフトで役立ちそうだ。