SDGs

旅先のSDGsを考える ホテルのアメニティーも環境配慮型に

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 元々歯ブラシなど置かない海外の宿に旅する時は別として、アメニティーが豊富だった日本の宿に泊まる時も、最近は“マイ歯ブラシ”持参でアメニティーを使わなくなっている。「タオルより海をきれいに」と、長期滞在者のタオル交換も最小限にと努力する宿泊施設が増える中、セルリアンタワー東急ホテル(東急ホテルズ&リゾーツ・東京)では、バスアメニティーをポンプ式に切り替えて、プラスチックごみの削減に取り組んでいる。
 

 従来のミニボトルから再生プラスチックを使用した据え置き型製品への入れ替えが、この11月に終了する見込み。家庭でも詰め替えボトルが普及している昨今、宿泊施設でも中身を補充できるボトルなら、容器の廃棄がぐっと減るはずだ。同ホテルでは、「ロクシタン」のポンプ式バスアメニティーを採用した。

 これまでも、紙パックナチュラルウォーター「ハバリーズ」の導入、連泊中の客室清掃の簡素化、ジュースを絞ったあとの果皮を使用した洋菓子の商品化などSDGs活動に力を入れてきている。旅は移動するだけでもカーボンフットプリントが気になる時代。宿のSDGsは旅人にとってもうれしい配慮だ。

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